星の言葉─宇宙とつながる直感のメッセージ|猫物語62

遊ぶ猫、挑戦する猫 モノとチャトラの物語

ある晩、屋根裏部屋の窓から夜空を見上げていたソラ君が、小さくつぶやいた。

「……あの星、呼んでる」

チャトラとモノは顔を見合わせた。

「呼んでる? 星が?」

 

「……ほんとに聞こえとるん?」

ソラ君は少し首を傾げ、静かにまぶたを閉じた。
窓から入る冷たい夜風が、彼の毛並みをそっと揺らす。
「言葉じゃないけど、音でもない。胸の奥にすーっと入ってくる感じ。
『だいじょうぶ、ここにいる』って……そんな響き」

その言葉に、屋根裏がしんと静まり返った。 遠くの街灯りさえ、今はただ柔らかい光の粒に見える。 モノは耳をぴくっと動かし、チャトラはしっぽをゆらゆらと揺らした。

「……それ、直感やな」
チャトラがぽつりと言った。

「HSPって、そういうの敏感にキャッチするんやで。 人の感情だけやなくて、空気とか、もっと大きなものまで」

モノも頷いた。
「不安なときほど、外の音や声にかき消されてまうけど…… 静けさに耳を澄ますと、ほんとの声が聞こえるんや」

ソラ君はしばらく目を閉じたまま、星の光を感じているようだった。
「……あの星、ずっと前から知ってる気がする。 きっと、ぼくがぼくでいられる場所を思い出させてくれる」

チャトラが少し笑って、
「星と友だちって、なかなかやるなぁ」
と冗談めかして言う。 でも、その声もどこか柔らかく、からかいよりも安心感が混ざっていた。

モノはそっと窓辺に近づき、三匹で並んで夜空を見上げた。 星は何も言わない。ただ、変わらずそこにあって、変わらず輝いている。 その光が、遠くからでもちゃんと届くという事実が、不思議なほど心を落ち着けた。

その夜、三匹は言葉を交わさず、ただ星空を見上げ続けた。 胸の奥に広がる安心感は、不思議と時間がたっても消えなかった。

モノとチャトラより、あなたへ

ときどき理由もなく心が動く瞬間があルにゃん。
それは、理屈では説明できないけど、大事な方向を示してくれるサインかもしれないにゃ。
静けさに耳を澄ませて、自分の直感を受け取って欲しいんんだにゃ。

筆者のことば

直感は一見「根拠のないひらめき」に思えるかもしれません。

でも、認知科学や脳科学の観点では「経験や感覚の高速な統合処理」と説明されます。

人間の脳は常に大量の情報を並列処理していて、その多くは無意識レベルで行われている。
これを心理学では「暗黙知」や「潜在記憶」と呼びます。
表面的には説明できなくても「なんとなく感じる」形で現れるのです。

HSP(Highly Sensitive Person)は特に、感覚処理が深い(deep processing)特性を持ち、外部の刺激だけでなく、身体の内側の感覚や感情とも強く結びつきやすいと言われています。

神経科学の研究でも、HSP傾向の人は感覚統合や共感に関わる脳領域(島皮質や前帯状皮質)がより活性化しやすいことが報告されています。そのため、環境の小さな変化や他者の感情の揺らぎを直感的に「拾ってしまう」ことが多いのです。

しかし、脳はストレスや不安が高まると「扁桃体(恐怖や警戒を担う領域)」が優位になり、静かな直感の声を拾うよりも「危険察知」に偏りがちになります。つまり、雑音の多い環境や心が緊張しているときには、直感は聞こえにくくなるのです。逆に、マインドフルネスや自然の中での静かな体験は、前頭前野を落ち着け、内側からの小さなサインを感じやすくする効果が示されています。

「理由もなく心が動く瞬間」は、科学的に見れば無意識の情報処理が表に現れたシグナルであり、同時に私たちが大切にすべき『心の羅針盤』と言えるのではないでしょうか。

どうしても理屈で整理したくなるときこそ、その直感を「ただ感じてみる」ことが、意外に正しい方向へ導いてくれることがあります。

あなた自身の声をあなたが拾ってあげた時、あなたは自分との信頼が紡げるのかもしれないですよね。

心のワーク

  1. 最近、ふと「これだ」と思った直感を書き出す
  2. その直感を信じて行動したときの感情を思い出す
  3. 直感を受け取りやすくするために、1日5分の静かな時間を取る
 

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心にそっと寄り添うストーリーと、心理学のエッセンスをぎゅっと詰め込んだ 4冊をKindle出版しています。

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悩んだとき。
ひとりで抱え込みそうなとき。
まだ「相談」と呼べるほど、言葉になっていないとき。

自分の本音がどこにあるのかわからなくなった心に、
小さく光が灯るように──
あなたが あなたに戻れるように──

そんな願いを込めて書いています。


🌊 第4作目:『水のほうへ ―― 光と闇の法則・澪編』
がんばっているのに、なぜか息が苦しい。
ちゃんと話しているはずなのに、心がすり減っていく──
「強くなること」を選び続けてきた女性・澪が、
もう一度“自分に戻る”までを描いた、静かな再生の物語。
境界線・呼吸・安心感をテーマにした一冊です。


🌙 第3作目:『話してるのに伝わらない夫と、心がすり減る妻』
「どうしてこんなにすれ違うの?」
「話しているだけなのに、なぜ傷つくの?」
夫婦・パートナー間で起こる
見えない心理のズレを言語化し、
境界線の視点からほどいていく一冊。


🪞 第2作目:『光と闇の法則 ―― わたしを映す8つの鏡』
HSP気質、インナーチャイルド、自己肯定感の低さ──
心の奥にあるテーマを
「8枚の鏡」という物語構造で、やさしく見つめ直す本。
自分を責めるループから抜けたい人へ。


🥚 第1作目:『わたしと仲直りする優しいレッスン』
完璧主義、罪悪感、自分責めに疲れてきた方へ。
セルフ・コンパッション(自分への思いやり)という
新しい選択肢を、具体的な実践とともに届ける
『読むだけで少し楽になる』心のレッスン帳。


📚 どの本も共通しているのは、
答えを押しつけないこと。
無理に変えようとしないこと。

読むことで、
「あ、戻ってきたかも」
そんな感覚を思い出してもらえたら嬉しいです。

よければ、あなたの本棚にも一冊、
今の心に合うものを迎えてもらえたら──。

📚 シリーズ全話はこちら

モノとチャトラの物語全話はこちら:
https://kyoko.work/category/monotochatora/

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HSP気質で、人との距離感に悩んだり、
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「わたし、このままでいいのかな?」
「ちゃんとできない自分を責めちゃう」
そんなモヤモヤも、心の奥にある『あなたの願い』も、大切に聴かせてくださいね。

── ひとりで抱え込まなくて、大丈夫。
あなたのままで、安心して話せる場所、ここにあります。
(守秘義務がありますので、相談内容はどこにも漏れません)

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