「夫が変わってくれたら、きっとうまくいく」
「この職場さえ変われば、もっと楽になれる」
そう思ってカウンセリングに来てくれる方が、たくさんいます。
でも話を聞いていくうちに、気づくことがあるんです。
——問題は、パートナーでも職場でもなかった。
ずっとずっと前から、霞がかかっていた。親との関係に。
離婚の話は冷静にできるのに、親の話になると止まる
不思議だと思いませんか。
「夫とうまくいかない理由」を話すとき、多くの人はわりと冷静に整理できます。「こういうところが嫌で」「こういうときに傷ついて」と、言葉が出てくる。
職場の話もそう。「あの上司のここが問題で」「この環境がしんどくて」と、ちゃんと分析できる。
でも、親の話になった瞬間——
急に言葉が詰まる人がいます。
急に「でも、悪い人じゃないんです」と庇い始める人がいます。
急に「普通の家庭だったと思うんですけど」と前置きする人がいます。
これが、霞がかかっている状態です。
親のことだけは、なぜか冷静に見られない。
なぜ親だけは冷静になれないのか
これは、あなたが弱いとか未熟だとか、そういう話じゃないんです。
子どもにとって親は、文字通り「生きるために必要な存在」です。赤ちゃんのころの私たちは、親に好かれないと生きていけなかった。その感覚が、大人になった今も体に残っている。
だから無意識に、親を守ろうとする。
親を「悪い存在」と認めることは、自分が育ってきた環境を否定することになる。それはまるで、自分の足元が崩れるような感覚がするんです。
だから見ないようにする。霞をかけて、ぼんやりとさせておく。
それは、長年あなたが生き延びるために使ってきた、大切な防衛反応なんです。
「いい親だったと思う」が一番危ないサイン
カウンセリングの中で、私がいちばん注意して聞くのが、この言葉です。
「怒られることはあったけど、愛されてたと思います」
「普通の家庭だったと思うんですよね」
「まあ、悪い親じゃなかったと思うんですけど……」
「思う」という言葉が何度も出てくるとき、その人は無意識に親を庇っていることが多い。
本当に「愛されていた」と実感がある人は、そんなに何度も「思う」とは言わないんです。もっと自然に、「愛されてた」と言える。
「思う」は、確信が持てないときに出てくる言葉。
そして、もうひとつ。私が注意して聞く言葉があります。
それが、「親には感謝しています」という言葉です。
感謝できることは、もちろん素晴らしいことです。でも、この言葉がすごく早いタイミングで、すごく強く出てくるとき——私はそこに、蓋をしているものがあることが多いと感じています。
「感謝している」と言えば、それ以上掘り下げなくていい。
「感謝している」と言えば、親を責めていない証明になる。
「感謝している」と言えば、自分が感じている本当の気持ちに、触れなくて済む。
感謝と、傷ついた記憶は、同時に存在できます。「感謝もしている、でも苦しかったことも確かにあった」——その両方を持っていていいんです。
感謝の言葉の奥に、ずっと言えなかった気持ちが眠っていることがある。
親を悪く言いたいわけじゃない。責めたいわけでもない。でも心のどこかで、「本当にそうだったのか?」という疑問が、ずっとくすぶっている。
その疑問に、やっと目を向けることが、変化の入口になることがあります。
親の影響が今のあなたに出ているかもしれないサイン
少し、自分に問いかけてみてください。
- 人に頼ることが、なんとなく申し訳ない気がする
- 怒られると、頭が真っ白になって言葉が出なくなる
- 「いい子でいなきゃ」と思い続けている
- 自分の意見より、相手の気持ちを先に考えてしまう
- 褒められても素直に受け取れない
- 「どうせ私なんて」という言葉が、頭の中に浮かびやすい
- パートナーや職場の人に、なぜか同じパターンで傷つく
- 働いて何か価値を提供していないと生きていていいと思わない
- だらけている人、怠けている人を見ると怒りが湧いてくる
これらは全部、子どもの頃に身につけた「生き延びるための癖」が、大人になった今も動き続けているサインかもしれません。
環境が変わっても、パートナーが変わっても、同じことが繰り返されるとしたら——それは「外」じゃなくて「内側」に原因があることが多いんです。
気づくことが、スタートライン
ここで大切なことを伝えたいんです。
これは、親を責めるための話じゃないです。
親も、その親から受け取ったものを、あなたに渡しただけかもしれない。意地悪でそうしたわけじゃないことも、多い。
でも——「責めなくていい」と「影響を受けていない」は、全然違う話です。
影響を受けていることを認めることは、親を憎むことじゃない。ただ、「霞を晴らして、現実をちゃんと見る」ということです。
霞が晴れると、はじめて気づけます。
「ああ、私がずっと苦しかったのは、そういうことだったのか」と。
その気づきが、スタートラインです。そこから初めて、本当の意味で変わることができる。
もしこの記事を読んで、「もしかして、私もそうかも」と感じた方がいたら——それはとても大事な直感です。
その直感を、どうか大切にしてあげてください。
そしてここで、親との関係について、とてもためになる回答を岡田斗司夫さんがしてくれていましたので紹介させていただきます。
自分が、何をどう捉えているか
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kyoko(きょこ)
心理カウンセラー|日本メンタルヘルス協会 プロコース修了
HSP・夫婦関係・自己肯定感をテーマに、オンラインで心理カウンセリングを提供。離婚・適応障害・家族の依存症など、自身も「しんどい側」を生きてきた当事者として、感じ方のズレを責めずに整理していくカウンセリングを大切にしている。SNSカウンセリング6年・オンラインカウンセリング4年。Kindle書籍4冊出版。
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