無理しないで心が整う|HSPのためのセルフケア入門|猫物語18

声が大きい人が苦手なHSPの方へ癒しのトラ猫。子猫 モノとチャトラの物語

ある朝、モノは大きなあくびをしながら屋根裏から顔を出した。

「ふわぁ……なんか、体がずっしり重たいにゃ」

 

チャトラがキッチンから顔をのぞかせる。

「あんた、また夜ふかししてたんちゃう?」

 

「……そうかも。でも、やらなあかんこといっぱいあってな」

 

「モノってさ、がんばりすぎるとこあるよなぁ」

 

「がんばる」の、その先で

モノは、ふと手を止めた。

「ぼく、ちゃんとしなきゃ、誰かに迷惑かける気がして……」

 

チャトラは、おにぎりをにぎる手を止めて言った。

「でも、モノがしんどくなる方が、まわりもしんどいと思うわ〜」

モノは、少し目を伏せた。

「……ほんとは、無理してるの、自分でも気づいてるかも・・・」

 

セルフケアは「自分への信頼」

そのとき、ソラがふわりと近づいてきた。

「モノは、ただ休むことに罪悪感を感じてるだけじゃないかな?と思う」

モノは目を丸くした。

「……そうかも。何もしない自分を、許せなかったのかも」

 

チャトラがふっと笑った。

「わたしたち猫やよ〜? だらだらしてても、かわいいだけやんか」

モノは、くすっと笑った。

「ありがとう。ちょっとだけ、今日は“なにもしない日”にしてみるわ」

 

チャトラとソラは、うなずいてそっと寄り添った。その朝の空気は、どこまでもやさしかった。

モノとチャトラより、あなたへ

がんばりすぎるあなたへ。

休むことを「悪いこと」と思っていないかにゃ?

セルフケアは、あなたを大切に扱うこと。自分を大切に扱える人は、人のことも今よりもっと大切にできるにゃ。

今日は少し、深呼吸して「無理しない自分」を選んでみてくださいにゃ。

筆者のことば

何かをしていないと、不安になる。「怠けてる」と思われたくない。そんな気持ち、よくわかります。

でも、休むことは「自分を大切にする力」でもあります。

わたしの両親は体育教師で、時代も昭和でしたから、割と厳しい親でした。親はバスケのコーチをしてたのでわたしもそのチームに入っていました。わたしだけ贔屓していると思われてはいけないからと思ったのか、わたしへの指導がチームの中で一番厳しかったですが、母と一緒に過ごせるのは楽しかったです。そして、わたしに諦めないこと、しんどくても後一歩踏み出すことを教えてくれました。

とても良い思い出ですし、諦めない力が自分に備わっていること、とても嬉しく思っていますし、誇りに思っています。でも、この力もどの力もだと思いますが、マイナスとプラスの力があります。

諦めない力は、勇気にもなれば、自分に鞭を打って、自分の限界を超えてしまう可能性もあるのです。

実は、こうした「がんばりすぎ」の背景には、心理学では『過剰適応』や『スキーマ(認知のクセ)』という考え方があります。

過剰適応とは、本当は「嫌だ」「つらい」「無理だ」と感じていることでも、周囲の期待や評価を優先して、自分の気持ちを後回しにしてしまう心の状態です。

このような傾向は、幼少期に家庭の中で「いい子」であることを求められたり、失敗や甘えを許されない環境にいた人に多く見られます。

また「休んではいけない」「頼ってはいけない」「ちゃんとしないと価値がない」といった思い込み(スキーマ)は、大人になっても無意識に行動を縛り、自分を追い込んでしまいます。

そう、休むと罪悪感を持つとき、あなたの持っている価値観はどんなものでしょうか?

どうか休む勇気を、あなたにも。


心のワーク|セルフケアの第一歩を見つける

  1. 最近「無理してるかも」と思った出来事を思い出してみましょう。
  2. そのとき、どんな気持ちや身体のサインがありましたか?
  3. 自分をいたわるために、今日できる“ちいさなこと”は何でしょう?
  4. 「何もしない自分」に対して、どんなイメージや感情を持っていますか?
  5. もし友人が同じように疲れていたら、あなたはどんな言葉をかけますか?それを、自分自身にも向けてみましょう。


📘 Kindle書籍も公開中

心にそっと寄り添うストーリーと、心理学のエッセンスをぎゅっと詰め込んだ 4冊をKindle出版しています。

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悩んだとき。
ひとりで抱え込みそうなとき。
まだ「相談」と呼べるほど、言葉になっていないとき。

自分の本音がどこにあるのかわからなくなった心に、
小さく光が灯るように──
あなたが あなたに戻れるように──

そんな願いを込めて書いています。


🌊 第4作目:『水のほうへ ―― 光と闇の法則・澪編』
がんばっているのに、なぜか息が苦しい。
ちゃんと話しているはずなのに、心がすり減っていく──
「強くなること」を選び続けてきた女性・澪が、
もう一度“自分に戻る”までを描いた、静かな再生の物語。
境界線・呼吸・安心感をテーマにした一冊です。


🌙 第3作目:『話してるのに伝わらない夫と、心がすり減る妻』
「どうしてこんなにすれ違うの?」
「話しているだけなのに、なぜ傷つくの?」
夫婦・パートナー間で起こる
見えない心理のズレを言語化し、
境界線の視点からほどいていく一冊。


🪞 第2作目:『光と闇の法則 ―― わたしを映す8つの鏡』
HSP気質、インナーチャイルド、自己肯定感の低さ──
心の奥にあるテーマを
「8枚の鏡」という物語構造で、やさしく見つめ直す本。
自分を責めるループから抜けたい人へ。


🥚 第1作目:『わたしと仲直りする優しいレッスン』
完璧主義、罪悪感、自分責めに疲れてきた方へ。
セルフ・コンパッション(自分への思いやり)という
新しい選択肢を、具体的な実践とともに届ける
『読むだけで少し楽になる』心のレッスン帳。


📚 どの本も共通しているのは、
答えを押しつけないこと。
無理に変えようとしないこと。

読むことで、
「あ、戻ってきたかも」
そんな感覚を思い出してもらえたら嬉しいです。

よければ、あなたの本棚にも一冊、
今の心に合うものを迎えてもらえたら──。

📚 シリーズ全話はこちら

モノとチャトラの物語全話はこちら:
https://kyoko.work/category/monotochatora/

🌙 無料カウンセリング、LINE・メールで受付しています。

HSP気質で、人との距離感に悩んだり、
「ちゃんとしなきゃ」と自分に厳しくしてしまったり。
夫婦のトラブル、恋人同士のトラブル。これって別れた方がいいのかな?
なんてお悩みの方に。🕊LINEで・メールで【無料】のご相談、受けつけています。現在繁忙のため、返信にお時間いただく場合がございます。

「わたし、このままでいいのかな?」
「ちゃんとできない自分を責めちゃう」
そんなモヤモヤも、心の奥にある『あなたの願い』も、大切に聴かせてくださいね。

── ひとりで抱え込まなくて、大丈夫。
あなたのままで、安心して話せる場所、ここにあります。
(守秘義務がありますので、相談内容はどこにも漏れません)

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