ワーク

モノとチャトラの物語

モノのなかに住むインナーにゃイルドの癒し | 猫物語32

ある夜、屋根裏で静かに雨の音を聞いていたモノは、ふと古い毛布の中に丸まりながら、自分の胸の奥にぽっかりと穴が空いているような感覚を覚えた。チャトラが気づいて、そっと隣にやってきた。「モノ、なんや顔がさみしそうやで」モノは、しばらく黙っていた...
カウンセリング体験

嫁に水筒でキレられました-モラハラ?カサンドラ?と過去の心の傷

これは、ある40代の男性クライアントの、例の蓋じゃなくて妻側の心がカビそうになる件の続きですね。小学生の子どもたちと4人家族。夫婦で家事も育児も分担してがんばっているつもりだった、彼。けれどある日突然、妻からのLINEが届きました。「もう話...
モノとチャトラの物語

モノ「ありがとう」が言えた日─心のブロックを癒す言葉|猫物語30

ある日の午後。チャトラとソラが庭で日向ぼっこをしているあいだ、モノはひとり、屋根裏のすみっこで丸くなっていた。チャトラが気づいて、そっと近づく。「モノ、どうしたん?」「……なんでもないよ」いつもよりちょっと低い声で答えたモノに、チャトラは黙...
モノとチャトラの物語

ただそばにいる─共感と寄り添いの力|猫物語29

ある雨の日の午後。ソラは窓辺で、静かに雨粒が流れていくのを眺めていた。ガラスにくっついた雨粒が、繋がって、速度を変えてゆっくり落ちていく。時には早く。時にはゆっくりに。そこへ、チャトラがやってきた。「ソラ君……ちょっと、いい?」いつもよりも...
モノとチャトラの物語

ひとりになりたい─HSPさんの繋がりと孤独|猫物語28

その日のチャトラは、ずっとなんとなく落ち着かない様子だった。モノとソラが並んでなにやら楽しそうにしているのを、遠くからぼんやりと見つめていた。「……なんでやろな」小さくつぶやきながら、チャトラはそっと屋根裏の隅に身を潜めた。「なんか、うるさ...
モノとチャトラの物語

何もしない時間─がんばりすぎるあなたへ|猫物語27

その日は朝から、なんやずっと落ち着かんかった。モノは本棚の上に寝転がってたけど、何回も寝返りをうっては、小さくため息をついていた。チャトラが下からのぞきこんで言った。「モノ、なんかソワソワしてない?」 「うーん……なんか、なにかせなあかん気...
モノとチャトラの物語

月の階段でけんか─人間関係のもやもやと和解|猫物語26

夜の屋根裏に、ふんわりと月の光がさしこんでいた。チャトラは、窓辺にちょこんと座りながら、しっぽをぱたぱた揺らしていた。少し機嫌が悪い。ソラは、その隣で静かに本を読んでいた。表紙は『世界の鉱石と宝石図鑑』。まさに、ソラらしいチョイスだった。…...
モノとチャトラの物語

夜の闇と話す―不安や孤独と向き合う猫物語25

夜の屋根裏は、しん、と静まり返っていた。チャトラもソラも寝ている。モノはただひとり、窓の外に広がる夜空を見つめていた。月も雲に隠れ、星も見えない。あたり一面が黒く、深く、静かだった。「なんやろな、この感じ。」モノはつぶやいた。なんとも言えん...
モノとチャトラの物語

自分責めに気づく─自己批判を手放す猫物語24

「またやってまった……」チャトラがぽつりとつぶやいた。屋根裏部屋のすみっこ、ひなたの中で、しょんぼりと座っている。さっき、モノの大事にしてた紙袋を、うっかりひっくり返してしまったのだ。「わたしって、なんでこう、いつもドジなんやろ……」そう言...
モノとチャトラの物語

空色の石と安心─繊細さんの安心基地|猫物語23

「ソラ君、あの石ほんまに大事にしてたんやな……」チャトラがぽつりとつぶやいた。静かな夕方の裏庭。モノは、落ち葉のあいだからそっと鼻をつっこんで、クンクンと石の気配を探っていた。「モノ、そのへん、なんか感じる?」 「……ちょっと、ひんやりする...