モノとチャトラの物語

モノとチャトラの物語

安心してると、不安になる理由|猫物語90話

昼下がり。部屋にはやわらかな光が満ちていて、外では風が静かに木の葉を揺らしていた。モノは窓辺で丸くなり、チャトラはその少し離れたところで、床に座っていた。なにも起きていない。ケンカもない。責められることも、急ぐ用事もない。……それなのに。「...
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強がらなくても、ここにいていい朝|猫物語89話

朝の光が、屋根裏の窓から静かに差し込んでいた。チャトラは、まだ少し重たい体を引きずるように目を覚ました。「……朝、か」昨日あんなに泣いたのに、世界は何事もなかったように朝を連れてくる。そのことが、少し不思議で、少し救いでもあった。隣を見ると...
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やさしさで溶けていく─すべてを受け容れる境地|猫物語87話

夜が深まっていく。庭に差し込む月明かりは静かで、どこかやさしい。ソラ君が残してくれた言葉が、まだチャトラの胸に響いていた。──「ほんまの強さは、つながりを受け入れること」。チャトラはずっと「強くなきゃ」と思って生きてきた。泣いたら笑われる。...
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ソラ、最後のメッセージを残す─愛と叡智の贈り物|猫物語第86話

夜の空気がひんやりとして、月がやわらかく庭を照らしていた。ソラ君は縁側に座り、遠くの星をじっと見つめていた。チャトラとモノは、その横にちょこんと並ぶ。「なぁ……モノ、チャトラ。ぼく、そろそろ行かなきゃいけないみたいなんだ」その声はいつもと変...
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地球という星に恋をする─今ここの歓び|ねこ物語85話

ある夜。月の光が、ふんわりと庭を照らしていた。縁側にちょこんと座り、モノは星空をじっと見上げている。その少し奥で、ソラ君が静かに丸くなり、夜の気配をやわらかく保っていた。「……なぁ、チャトラ」モノが、ぽつりと言った。「ぼく、この星に恋してる...
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次元を超えて遊ぶ─魂の自由と遊び心|猫物語84話

ある夜。ソラ君は屋根の上で、月を見上げていた。その背中は静かで、けれどどこか、夜そのものと溶け合っているようだった。そこへ、チャトラがひょいと顔を出す。「ソラ君、なにしてんの?」ソラ君はすぐには答えず、月から目を離さないまま言った。「……ね...
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存在そのものを抱きしめる─ありのままを肯定する光|猫物語83話

ある日の夕暮れ。チャトラは窓辺でじっと外を眺めていた。夕陽が赤く差し込み、その影が長く伸びている。「……わたしって、なんやろな」ぽつりとこぼれた声は、空気に溶けて消えていく。できないことも多い。すぐ落ち込む。モノみたいに優しくもなれない。ふ...
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宇宙の中心で愛を受け取る─ワンネスの体験|猫物語82話

ある晩のこと。モノは、屋根裏の小さな窓から空を見上げていた。星が、まるで吸い込まれるように瞬いている。その真ん中に、自分の心がゆっくりと引き寄せられていくような、不思議な感覚があった。すぐそばでは、ソラ君が静かに丸くなっている。寝息は聞こえ...
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猫の姿をした導き手──スピリチュアルガイド猫モノ語81話

ある夜、ソラ君は月明かりの下でじっと目を閉じていた。モノとチャトラはその姿を不思議そうに見つめる。「なぁ、ソラ君。何してるんや?」チャトラが声をかけると、ソラ君は静かに目を開けた。その瞳は、まるで星空を映したように深く澄んでいた。「……ただ...
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「ありがとう」で満ちた朝──感謝の波動80話

ある朝、モノは目を覚ました瞬間に、不思議なあたたかさを感じた。「……なんやろ、胸の奥がぽかぽかしてる」窓の外には、やわらかな朝日が差し込んでいる。チャトラはまだ寝息を立てていて、ソラ君は静かに毛づくろいをしていた。その毛づくろいのリズムが、...