今回も、2児を育てるアラフォーママのクライアントさんから届いたご相談です。
実は、前回の水筒の蓋の…… と同じ方。いつも掲載快諾ありがとうございます。
テーマはずばり──
「夫の『在庫管理ごっこ』が地味にしんどい件」
……なんやそれって? って思いました?
わたしも最初思ったのですが、 話を聞いていくうちに、あるある過ぎて震えました。いや、、ないか?
シャンプーとコンディショナーの謎の独立
そのクライアントさん宅では、もともと洗面台の下にシャンプーもコンディショナーも仲良く収納されていたそうです。
が、ある日突然、夫が「在庫が多すぎる」と言い出し、
シャンプーとコンディショナーを、別の棚に分離配置。
──もしかして、棚の民度を分けたんでしょうか。
しかもその夫、かつて某販売店の店長をしていたことがあり、
在庫管理と売上管理に異様に燃えるタイプ。
しかも、家庭に、生活に、仕事のクセを持ち込む系、です。
事件は起きた──“返品してきて”騒動
ある日、クライアントさんが「シャンプーがないかも?」と思って買って帰ったところ、
「在庫あるって言ったよね?」 「返品してきて」
という、まさかのリターン指令が発動。しかも買い物に行った帰り道、電話での指示。
「いやいや、LINE見逃してただけ……」と伝えても、空気はどんより。 気まずさMAXで終わったとか。
そして今回:コンディショナー買っただけやのに…
それからしばらく経って、今度はコンディショナーが切れそうに。
そこでまた別の棚にある「シャンプーの方」だけを確認して、 クライアントさんはまたコンディショナーを買いに行ったんです。
……すると、またもや“在庫パトロール隊長”が登場。
「また増えてるじゃん」 「在庫管理できてないよね」 「買う前に聞いてって言ったよね?」
はい、出ました。「過去の正論を武器に今の自分を正当化する」やつ。
もはやこれは在庫管理じゃなくて、心理的在庫圧です。
中身の話をしたいのに、勝ち負けの土俵に乗せられる
クライアントさんがポツリとこぼしました。
「中身の話をしたいのに、勝ち負けの土俵に乗せられる。これ、、なんなんですかね、、」
家庭内心理戦ってやつかも知れませんね。
そうです、これは家庭内心理戦ってやつかも知れませんよ。
大事なことなので二回言いました。
「わたしはコンディショナーが切れそうだったから買った」 それだけのこと。
- “なぜ確認しなかったか”
- “何回言わせるのか”
- “どうして把握できないのか”
──どんどん話が大きくなって、気づけば人格否定ギリギリライン。
そして最終的には、こう言われたそうです。
「じゃあ俺に要求してこないで」
って、え? 別に最初から何も要求してなかったんですけど??
聞いてもいない『自己防衛の壁』が、もりもりに建てられてる。
在庫じゃなくて、生活の主導権の話やった
このクライアントさん、毎月の生活費の大部分はクライアント本人が出してるそうです。
夫が入れてくれるのは月に決まった額。生活費の半分以下、しかも、その中には彼の食費はもちろん飲み物代、時にはタバコ代まで含まれる。
なのに、買ったシャンプーやコンディショナーの本数だけチェックされて、 「在庫がどうこう」って責められるの、なんか違くない?節約云々の観点で考えてみても、、やはり違う。
それってほんと、『在庫の話やなくて、主導権の話』なんすよね。
『管理』されてると感じると、心はどんどん縮む
「買う前に聞いて」 「何回も言ったよね」
これらの言葉が全部ダメなわけじゃない。
でもそこに『上から』のエネルギーが含まれていたら、
言われた側は、家の中でどんどん小さくなってしまう。
必要なのは、ルールじゃない。 お互いを信頼する『チーム感』だと思うんですよね。
✏️ 筆者のことば
夫婦間の会話って、ほんの些細なことで感情がかき乱されることがあります。
でも、そこにはその人の『癖』や『過去』が関係していることも。とはいえ、疲れるものは疲れる。
その違和感をごまかさずに、「あれ?今しんどいな」って感じられたこと自体が、第一歩やと思います。
これってわたしが間違ってるのかな?って思ったら、まずは相談してみて欲しい。
間違ってる、とか正しいって本当はないのだと思うんです。
あるのは。しんどいなって思うあなたの気持ちと相手の気持ちとのすれ違い。
専門的にみてみよう『心理戦を仕掛けてしまう人の心理』
今回のような、「在庫の話をしてるはずなのに、人格まで責められてるような気がする」やり取り──
実はこれ、家庭内マウント型コミュニケーションの典型です。
では、そもそもなぜこんなふうに、 日常会話が心理戦になってしまうのか。
ここには、相手側の「心の背景」が深く関係しています。
🧠 心理戦を仕掛けてしまう人の4つの背景心理
①「支配=安心」と思っている(コントロール欲求)
自分が状況をコントロールしていないと不安。
だからパートナーの判断や行動に、「先に指示しておきたい」「訂正したい」という気持ちが出てしまう。
▶例:「買う前に確認してって言ったよね?」
②「自分は有能でありたい」(承認欲求)
「在庫を把握している自分=家の管理ができている」と感じたい。
つまり、相手のミスを指摘することで「自分の価値」を確認している状態。
▶例:「また増えてるじゃん」
③「負けたくない」気持ちが強い(勝ち負け思考)
謝ること=負け、という思い込みが強いと、
何かあるたびに「自分が正しい」と証明したくなる。
▶例:「言ったよね?」「なんで理解できないの?」
こちらの記事も参考になりますね。
④「信頼されてない」と思っている(不安の裏返し)
「どうせ分かってもらえない」と思っていると、
言葉が命令口調や責め口調になりがち。
自分が攻撃される前に、先に攻めてしまう防衛パターン。
▶例:「もう俺に要求しないで」「素直じゃないんでしょ?」
💡心理戦の正体は、「不安」と「自己防衛」
つまり、心理戦を仕掛ける人は、 本当に『戦いたい』のではなく、傷つきたくない・無力感を感じたくないという思いで動いていることが多いんです。
でも、その『防衛反応』を相手に向けてしまうと、
結果的にパートナーの心をじわじわと傷つけることになります。
🌿じゃあ、どうしたらいい?
心理戦をふっかけられたとき、やり返す必要はありません。
でも、自分が悪いのかも…って引き受けすぎる必要もない。
できれば、こんなふうに心の中でつぶやいてみてください。
- 「あ、今この人、立場を守りたくなってるだけかも」
- 「ほんとは不安なんだな」
- 「これはわたしの人格の問題じゃない」
そうやって『心理的に一歩引く』ことが、 あなた自身の心を守ることにつながります。
🧠 心のワーク
- 最近、誰かに「ちゃんとしてよ」的なプレッシャーを感じたことはありましたか?
- そのとき、本当に言いたかったのは、どんな気持ちでしたか?
- 「それって、わたしが言われること?」って思った経験、ありませんか?
最後にあなたの理想の夫婦とか老後まで続くパートナーシップってどんな感じですか?
筆者は昔見た。チャーミーグリーンのCMです!

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そんなモヤモヤも、心の奥にある『あなたの願い』も、大切に聴かせてくださいね。
── ひとりで抱え込まなくて、大丈夫。
あなたのままで、安心して話せる場所、ここにあります。
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