本音が言えないあなたへ|HSPさんの癒しの猫物語1

モノとチャトラの物語

 

その夜、モノはまあるくなって、すやぁ…と眠っていた。
でっかい体に、ぽてんとした足。
まるで白い靴下をはいてるみたい。

見た目はどっしりしてるけど、声はやさしくて、心もまあるい。

その横で、しっぽをくるりと巻いて座ってるのが、姉のチャトラ。
ちょっと気が強くて、でもほんとはとても優しくて強い。

…ツンとしてるけど、すぐデレる、ややこしい子(笑)

「ねぇモノ、また聞こえてたよ。今日も」
チャトラは月を見上げながら、ぼそっとつぶやいた。その横顔には、ほんの少し、切なさがにじんでいた。「ほんとは言いたかったのに、言えんかった」って声。

モノはごろんと寝返りをうって、ぶにっと笑う。
「うん。あの人の心、ぎゅってなってたなぁ〜」

 

「でもね、声の奥に小さい光、見えたよね?」

 

「ほんとは、自分のこと大事にしたいって、願ってる光やった」

 

 

夜になると、ふたりはそっと耳を澄ます。どこかでポロリとこぼれた心の声を、ひとつ残らずすくいあげる。

本当は大切にしたい何かがあるからこそ、言いたい。でも言えない。

——この世界には、まだ愛がある。

モノとチャトラは、それをふんわり伝えたかったみたい。


「ほんとは言いたかったこと、ぐっと飲み込んでしまった夜。」

誰かに聞いてほしいのに、言葉にできんで、胸の奥が、ぎゅーってつかえてる——。

たとえば、誰かに傷つくことを言われたのに、笑ってごまかした時。

あるいは、忙しさの中で、自分の気持ちにフタをして、黙ってやり過ごした時。

「もう大丈夫だよ」って口では言いながら、心の奥ではまだザワザワしてる——。

そんな夜に、ちょっと寄り添ってくれる、ふたりがいます。

でっかい体のハチワレ猫「モノ」と、その双子の姉で、ちょっとツンデレなチャトラ猫「チャトラ」。

ふたりは、あなたの「声にならない想い」を、ふんわり、やさしく受けとめてくれる、小さな聞き手です。

実はこのふたり、筆者が大学時代に拾って、実家に連れて帰った猫たち。

モノはとても大きな体で、どっしりとしているけれど、その分だけ、安心感も大きかった。でも声は可愛いの。高くて。

チャトラは、気が強いくせに甘えん坊な、まさにツンデレ。ふたりとも、わたしの人生の節々で、いつも静かに寄り添ってくれた存在です。そんな二人を主人公にして、ありそうでなかった、そんなストーリーを書いていきたいと思います。

「わたしを癒す、やさしいストーリー」を、ふわっとした感じで(いいのか?)お届けできたら、うれしいです。


なぜ「言えない」気持ちが生まれるの?

私たちは、小さな頃から「いい子でいること」や「空気を読むこと」を求められてきました。

特に昭和や平成初期に育った世代の多くは、学校や家庭で「感情を素直に表現する」よりも、「我慢すること」「協調性」が重視されていたかもしれません。

また、家庭内に不和があった場合、自分がいい子でいることで、家族のバランスを保とうとすることもあります。

心理学から見る「言えなくなる」理由

発達心理学やトラウマ研究では、人が自分の気持ちをうまく表現できなくなる背景として、以下のような要因が指摘されています。

  • アタッチメント(愛着)スタイル:幼少期の親との関係で、「自分の気持ちを表現しても受け止めてもらえない」と感じた体験があると、大人になっても本音を飲み込む傾向が残ります。
  • 防衛機制としての抑圧・回避:傷つかないために、「言わない」ことで心を守ろうとする仕組みです。特に、HSP(Highly Sensitive Person)など繊細な気質を持つ人は、この傾向が強まることがあります。
  • 自己肯定感の低さ:「こんなこと言ったら嫌われるかも」「迷惑かもしれない」という思考から、自分の本音を封じ込めてしまう場合もあります。

これらはすべて、心が身を守るために編み出した『やさしい工夫』『生き延びるすべ』でもあります。

たとえば、こんな場面ありませんか?

  • 忙しい職場で「大丈夫?」と聞かれても、「平気」と返してしまう。
  • 家族の前では笑顔でいるけれど、本当はひとりになって泣きたい夜がある。
  • SNSでは元気に見えるけど、心の奥では孤独を抱えている。
  • 「助けて」って言いたいのに、うまく言葉にできなくて黙ってしまう。

こうした『言えなさ』の背景には、「本当の自分を出すのがこわい」という心の防衛と、「それでも誰かにわかってほしい」という願いが、いつも揺れているのかもしれません。

だからこそ、モノとチャトラのような存在がそばにいてくれると、ほっとするのです。何も言わず、ただ静かに、あなたの「声にならなかった想い」に耳をすませてくれる。


モノとチャトラより、あなたへ

最近、
「ほんとはこういいたかったんにゃけど…」って思ったこと、あったかにゃ??

言えなかった自分を責めるよりも、
その奥にある“ほんとの願い”、見つけてあげて欲しいにゃ。
何を伝えたくて、何を飲み込んだんだのか。

それが、あなたの心の種なんだにゃ。
そしてその種は、きっと、やさしい花を咲かせるからにゃん。

hanaってかっこいいにゃ

📝 心のワーク|わたしが飲み込んだ言葉たち

このワークでは、「言えなかった気持ち」や「ほんとは伝えたかった言葉」を、
そっと見つめてあげる時間をつくっていきます。

心にある『もやもや』は、形にすること、自分の身体から取り出すことで、少しずつ軽くなっていきます。

スマホのメモでも、紙のノートでもいいので、自分のペースで取り組んでみてくださいね。

1.最近、「ほんとはこう言いたかったのに…」と感じた場面はありますか?

できるだけ具体的なエピソードを思い出してみましょう。

  • ✔ 家族に何気なく傷つくことを言われた
  • ✔ 職場で意見を言えず、後からモヤモヤした
  • ✔ 子どもに怒りたくなったけど、黙って飲み込んだ

2.そのとき、本当はなんて言いたかったですか?

遠慮せず、心の中の声をそのまま書いてみましょう。

例:「そんな言い方、悲しいよ」「わたしだって頑張ってるのに」「助けてって言いたかった」

3.そのとき、どんな気持ちがありましたか?

怒り・寂しさ・悔しさ・あきらめ・不安……複数あってもOKです。

  • □ 悲しかった
  • □ 傷ついた
  • □ どうでもよくなった
  • □ 見てほしかった
  • □ その他:__________

4.その奥にあった『ほんとの願い』はなんでしたか?

心が「言えなかった」理由の奥には、実はとても純粋でまっすぐな想いが隠れていることがあります。

例:「わたしも大切にされたい」「がんばってるって認めてほしかった」「安心したかった」「わたしの気持ちにも気づいてほしかった」

5.今、その時の自分に何て声をかけてあげたいですか?

セルフ・コンパッション(自分へのやさしさ)を育てる第一歩です。

例:「あの時、よくがんばったね」「そんな風に思って当然だよ」「気づいて、えらかったね」

このワークは、正しさや答えを見つけるものではありません。

「自分の気持ちに気づいてあげること」それだけで、心はほんの少し、軽くなっていきます。

📚 シリーズ全話はこちら

モノとチャトラの物語全話はこちら:
https://kyoko.work/category/monotochatora/


📘 Kindle書籍も公開中

心にそっと寄り添うストーリーと、心理学のエッセンスをぎゅっと詰め込んだ 4冊をKindle出版しています。

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心理学のエッセンスをやさしく織り込んだ 4冊
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悩んだとき。
ひとりで抱え込みそうなとき。
まだ「相談」と呼べるほど、言葉になっていないとき。

自分の本音がどこにあるのかわからなくなった心に、
小さく光が灯るように──
あなたが あなたに戻れるように──

そんな願いを込めて書いています。


🌊 第4作目:『水のほうへ ―― 光と闇の法則・澪編』
がんばっているのに、なぜか息が苦しい。
ちゃんと話しているはずなのに、心がすり減っていく──
「強くなること」を選び続けてきた女性・澪が、
もう一度“自分に戻る”までを描いた、静かな再生の物語。
境界線・呼吸・安心感をテーマにした一冊です。


🌙 第3作目:『話してるのに伝わらない夫と、心がすり減る妻』
「どうしてこんなにすれ違うの?」
「話しているだけなのに、なぜ傷つくの?」
夫婦・パートナー間で起こる
見えない心理のズレを言語化し、
境界線の視点からほどいていく一冊。


🪞 第2作目:『光と闇の法則 ―― わたしを映す8つの鏡』
HSP気質、インナーチャイルド、自己肯定感の低さ──
心の奥にあるテーマを
「8枚の鏡」という物語構造で、やさしく見つめ直す本。
自分を責めるループから抜けたい人へ。


🥚 第1作目:『わたしと仲直りする優しいレッスン』
完璧主義、罪悪感、自分責めに疲れてきた方へ。
セルフ・コンパッション(自分への思いやり)という
新しい選択肢を、具体的な実践とともに届ける
『読むだけで少し楽になる』心のレッスン帳。


📚 どの本も共通しているのは、
答えを押しつけないこと。
無理に変えようとしないこと。

読むことで、
「あ、戻ってきたかも」
そんな感覚を思い出してもらえたら嬉しいです。

よければ、あなたの本棚にも一冊、
今の心に合うものを迎えてもらえたら──。


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HSP気質で、人との距離感に悩んだり、
「ちゃんとしなきゃ」と自分に厳しくしてしまったり。
夫婦のトラブル、恋人同士のトラブル。これって別れた方がいいのかな?
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「わたし、このままでいいのかな?」
「ちゃんとできない自分を責めちゃう」
そんなモヤモヤも、心の奥にある『あなたの願い』も、大切に聴かせてくださいね。

── ひとりで抱え込まなくて、大丈夫。
あなたのままで、安心して話せる場所、ここにあります。
(守秘義務がありますので、相談内容はどこにも漏れません)

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