HSP

kindle

わかり合えないふたりの心を、そっとつなぐ本 kindle本第三段を出版しました

こんにちは、きょこ*ことのは です。今日は、ずっと書き続けてきた Kindle書籍 第3弾 の出版について、少しお話しさせてください。「話してるのに通じない」その静かな苦しさに、名前をつけたかった夫婦のすれ違い。ケンカではないのに、心が遠く...
モノとチャトラの物語

怖いままでも光を選ぶ─HSPの小さな勇気|猫物語53

ある日の午後。屋根裏部屋の窓から、やわらかな光が差し込んでいた。モノは、その光の中に、ぽつんと座っていた。 いつもなら、薄暗い押し入れや、静かなすみっこで丸まってることの方が多いのに。その日は、なんとなく、光の方が心地よく感じたのだった。チ...
モノとチャトラの物語

沈黙の中で通じあう─非言語コミュ|猫物語50

その日、部屋には静けさが満ちていた。窓からはやわらかな光が差し込み、風がカーテンをゆらす。チャトラは、モノのそばにちょこんと座っていた。何か話しかけようとしたけれど、言葉にならなかった。でもモノは、ゆっくり瞬きをして、静かにうなずいた。それ...
モノとチャトラの物語

風の音─HSP繊細さんと世界のつながり|猫物語36

その夜は、風がつよかった。家のすきま風が、ヒュウゥと音を立てていた。「なんやろな、この音……」モノは、布団のなかでまあるくなりながら、小さな声でつぶやいた。耳の奥にひっかかる、あの音。どこか懐かしくて、でも、さみしい。チャトラはもう寝息を立...
モノとチャトラの物語

ソラ君と声の大きい人(後編)─トラウマ記憶の癒し方|猫物語35

「ソラ君、今日……ちょっと声、震えてなかった?」チャトラが、モノと二匹でベランダに出たときに、ぽつりと言った。「さっきの近所の人……少し声が大きかったやろ?」モノはうなずいた。「うん。でもな、ソラ君、『平気です』って笑ってたで」 「わたしも...
カウンセリング体験

ソラ君と声の大きい人(前編)─HSPと環境ストレス|猫物語34

雨上がりの庭で、ソラ君はじっと空を見上げていた。チャトラがそっと近づくと、ソラ君は少しだけ目を伏せて、小さな声で言った。「ぼく、ちょっと苦手なんだ……声の大きい人。」チャトラは、ふと昔のことを思い出した。小さい頃、近所のおばちゃんの大きな声...
モノとチャトラの物語

ただそばにいる─共感と寄り添いの力|猫物語29

ある雨の日の午後。ソラは窓辺で、静かに雨粒が流れていくのを眺めていた。ガラスにくっついた雨粒が、繋がって、速度を変えてゆっくり落ちていく。時には早く。時にはゆっくりに。そこへ、チャトラがやってきた。「ソラ君……ちょっと、いい?」いつもよりも...
モノとチャトラの物語

ひとりになりたい─HSPさんの繋がりと孤独|猫物語28

その日のチャトラは、ずっとなんとなく落ち着かない様子だった。モノとソラが並んでなにやら楽しそうにしているのを、遠くからぼんやりと見つめていた。「……なんでやろな」小さくつぶやきながら、チャトラはそっと屋根裏の隅に身を潜めた。「なんか、うるさ...
モノとチャトラの物語

空色の石と安心─繊細さんの安心基地|猫物語23

「ソラ君、あの石ほんまに大事にしてたんやな……」チャトラがぽつりとつぶやいた。静かな夕方の裏庭。モノは、落ち葉のあいだからそっと鼻をつっこんで、クンクンと石の気配を探っていた。「モノ、そのへん、なんか感じる?」 「……ちょっと、ひんやりする...
モノとチャトラの物語

不安で眠れない夜|チャトラのやさしい歌|猫物語19

深夜の屋根裏部屋。雨の音がぽつぽつと屋根を叩いていた。ソラ君は、くるんと体を丸めながらも、目だけが冴えていた。チャトラは、毛布の中からソラ君の動きに気づいて、片目だけを開けた。「……寝れんの?」ソラ君は、小さな声で答えた。「うん。なんだか…...